中小企業の経理のやり方は、色々なやり方があります。
1.法律上、経理のやり方はどのように決められているか。
法人税(株式会社や合同会社などの法人向け)の規定では、
1)仕訳帳
2)総勘定元帳
を法人に備え付けなければならないという義務があり、
1)の仕訳帳には、その発生順に、
・取引の年月日
・内容
・借方(左)の勘定科目
・貸方(右)の勘定科目
・金額 を
2)の総勘定元帳には、その勘定ごとに、
・年月日
・相手の勘定科目
・金額 を記載することを要求しております。
また、所得税や消費税の規定にも、これに近い義務規定があります。
したがって、これらの規定にしたがって作成されていれば、
手書きの帳簿でも構わないし、Excelで作成した帳簿でも良いわけです。
2.なぜ手書きやExcelの帳簿では、ダメなのか。
今の日本には、中小企業向けに様々な会計ソフトが発売されています。
直接のコストを考えると、
(安い)手書きやExcelでの経理 < 会計ソフトでの経理 (高い)
このような図式が成立しますが、
一般的に、手書きやExcelで法律を満たす帳簿を作成するためには、会計ソフトで帳簿を作成する
時間の何百倍もの時間を要してしまいます。ただし、プログラムを組んでExcelで帳簿を作成できる仕組みを
つくることができれば、販売されている会計ソフトと遜色ないくらい、効率的かつ使いやすい会計ソフトを作れます。
3.当事務所の対応
当事務所は、中小企業で使用されている様々な会計ソフトに対応できる体制を整えております。
世の中に会計ソフトはかなり数多くありますが、根本的な仕組みは変わりません。
また、Excelのみで処理されている中小企業もありますが、このような所にも対応しております。
手書きの帳簿でもOKですが、手書きについては、お客様の効率、事務所の効率とも極端に落ちてしまいますので、ExcelやGoogleなどに簡単な入力ができるようにお願いし、指導しております。
4.推奨するのはデータ化です。
会計に必要な預金データやクレジットデータは、インターネットを活用してデータ化する仕組みに変えていただくことによって、大幅に効率化(具体的には、3時間かかる仕事が3分くらいになるイメージです。)することをお手伝いいたします。