会社の経営者や個人事業を行っている人が、事業を維持するうえで最も大切なことは、現在、資金がどれくらいあり、また今後、その資金がどう変動していくか、つまり、資金繰りです。
なぜなら、資金が尽きてしまったら、その事業は、継続することができないからです。
この記事は、経理がわからない経営者や、経理処理は担当しているが、資金繰りはちょっと、という方向けに、
- ・今後の計画を立てて、不安感を払拭したい。
- ・金融機関への融資の申し込みをスムーズにしたい。
- ・いちいち会計事務所に頼みたくない。
このような気持ちに応えるために記述しました。
経理がわからない方でも、資金繰り表が作成できる。
手元に月別の損益計算書を用意してください。
今回は、経理がわからない人向けの資金繰り表なので、あくまでザックリしたものなので、
1円単位の正確なものではありませんが、将来の予測を立てるためには、かなり有効です。
使用するのは、損益計算書の経常利益の部分です。
実は、資金繰り表の元は、90%損益計算書でできている。
タイトルのとおり、資金繰り表の元は、90%損益計算書です。
なぜなら、損益計算書は、収入、経費というお金の入出金の要素の9割は、この計算書に示されているからです。
損益計算書をみると、その月の売上、売上原価、人件費、諸経費など、ほとんどの入出金の要素が入っております。
では、なぜ、
損益計算書 = 資金繰り表
という図式が成立しないのかというと、
例えば、
- 売上は月末に締めて、翌月末に入金される。
- 給料は月末締めの、翌月25日払い。
など、損益計算という成績と、お金の動く時期が一致しないからです。
そのずれは、短くて1カ月サイクル、長くて2カ月サイクルとなっていることが多いので、
今回の資金繰り表は、1カ月ごとのトレンドと6カ月後には、資金がどうなっているかくらいが見れることを目標に
作成します。
少し長くなりましたので、
続きは、明日書きますので、お楽しみにしてください。